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界面活性剤(シャンプー)の歴史 前編 (メルマガ2月号)
2012年2月15日更新
こんにちは。
おはようからおやすみまで、皆様の髪のお供に・・・。ミリグラムのメールマガジンです。
シャンプーの成分として、汚れを落とすために“水と油を混ぜるもの”として『界面活性剤』は無くてはならないものです。ただ、その存在自体に嫌悪感を持っている方も多いのですが、世の中にある“洗うもの”で、これを使わないで製品になっているものは無いと言っても過言ではありません。
そこで今回は、中央書院から発行されている
『化粧品 中身の真相』
という本から抜粋してお届けしたいと思います。
全3回のシリーズでお送りします。
ご存知の通り、ヒトが最初に広く使用した界面活性剤は石けんです。
石けんは、その歴史の古さと、馴染みの良さから未だに人気の一つです。
しかし、ヨーロッパでは、その背景はちょっと違っていました。 日本の水は、基本的に軟水です。これは、山から海に至るまでの距離が短いために、水にミネラルが溶け込む量が少ないからです。
一方、ヨーロッパの水は、基本的に硬水です。硬水とは、地下を水が流れる間に多くのミネラル分が溶け込んだ水のことです。この硬水は、石けんと非常に相性が悪く、ヨーロッパでは、石けんは日本のように泡立つことはなく、使い勝手のいいモノではありませんでした。 そこで現れたのが、石油系の合成界面活性剤のラウリル硫酸Naなどです。
石けんは、その歴史の古さと、馴染みの良さから未だに人気の一つです。
しかし、ヨーロッパでは、その背景はちょっと違っていました。 日本の水は、基本的に軟水です。これは、山から海に至るまでの距離が短いために、水にミネラルが溶け込む量が少ないからです。
一方、ヨーロッパの水は、基本的に硬水です。硬水とは、地下を水が流れる間に多くのミネラル分が溶け込んだ水のことです。この硬水は、石けんと非常に相性が悪く、ヨーロッパでは、石けんは日本のように泡立つことはなく、使い勝手のいいモノではありませんでした。 そこで現れたのが、石油系の合成界面活性剤のラウリル硫酸Naなどです。
しかし、ラウリル硫酸Naなどは脱脂力が強く、また、肌深くに浸透して、多くの肌トラブルを生じさせました。
こういった事例を元に、「石油系の合成界面活性剤は体に悪い」と、位置づけられ始めました。
しかし、日本のように、どこに行っても石けんで泡立てられる環境ではなく、石けんが泡立たない世界(ヨーロッパ)だった訳ですから、「では、石けんに戻るか」とはいきません。しかし、何とかしなくてはいけなかった訳です。
そこで、ラウリル硫酸Naの悪い点を改善して、登場したのが、ラウレス硫酸Naです。
このラウレス硫酸Naは、ラウリル硫酸Naより、モノとして「大きい」のです。
この「大きい」という点がポイントです。モノが「大きい」と、肌の深くまで浸透できないのです。このことは、ラウリル硫酸Naで生じた肌トラブルを爆発的に改善しました。その結果、今、世界のシャンプー基剤の主流はラウレス硫酸Naとなったのです。
現に、ドラッグストアで売り買いされるシャンプーの8割以上にこのラウレス硫酸Naが使用されています。
しかし、ラウレス硫酸Naでは、肌トラブルはおさまったのですが、やはり脱脂力は強く、加えてヨーロッパの気候も乾燥しがちでしたので、肌が乾燥して痒みを訴える人が後をたちませんでした。
そこで、登場したのが、両性界面活性剤(ラウリルベタインなど)でした。
来月、中編に続く・・・・











